それから、百合ちゃんとちょっとだけ恋バナみたいなものをして、家に帰る。
「ただいまー。」
「おかえりなさい。」
そう言って微笑む結城をみただけで、なんかもうドキッとする。
それから、私は結城のことを知りたくなった。
「お嬢様、今日はイギリスのアールグレイがありますが、いかがいたしますか?」
「えっと、じゃあミルクティーにして飲もうかな。」
「かしこまりました。」
結城は紅茶を淹れてくれる。
「ねぇ、結城」
「はい。」
「結城って彼女とかいるの?」
「へっ?」
突然の質問にいつもの執事口調を忘れて完全に素になる結城。なんか可愛い。
「‥彼女はいないですよ。」
「そうなの!?」
ちょっとびっくりだ。カッコいいのに‥
でも少しホッとしている自分もいて。


