「さくら。お前は城野財閥の一人娘だ。ゆくゆくはそういう世界でやっていってもらうことになる。だから…」 そういうお父さんの強い意向で、この高校に進学することになった。 けど… やっぱ無理っ… 絶対馴染めない… 私は来た道を引き返そうとする。 くるりと校舎に背を向けて、歩き出した、その時。 「帰るの?」 透き通るような可愛いらしい声。 思わず振り向く。 そこに立っていたのは、かわいい女の子。 白い肌に茶色のふわふわの髪。茶色の瞳にピンク色の頬。 うわぁ… 妖精かっ! ってくらいかわいい。