「結城っ、あの、どうかな…?」


朝。
私は慣れない制服に身を包んでいた。

自分で鏡をみて思う。
ブレザー、全然似合ってない…

結城にも聞いてみよう…
ダメもとで…
何言われても落ち込まない!!


よし!
思いきって彼に尋ねてみると…


「すごくお似合いですよ。」
彼は笑顔でそう言う。
喜んだのもつかの間。
すぐに現実にもどる。

「…あ…そっか…」

「?」

「結城は執事だもん…お世辞でも似合ってるって言うに決まってるよね。」


結城に聞いたのが間違いだった…

もういいや、
似合ってなくてもこの格好で行くしかないんだから。

と、その時。