「だいたいなんで、急に。さっき会ったばかりなのに。」
「一目惚れ。」
「はーっ!?」
百合ちゃんは驚いて大声をあげる。
「それだけでよく、告白とかできるね。」
意地悪くそういう百合ちゃん。
「俺、好きになったらガンガン行くタイプなんだよねー。」
「一目惚れって‥おかしいよ‥」
「まず、最初にすっげー可愛い子って思って!そんで、声も可愛いし、なのになんかクールでギャップ萌えっていうか‥」
「なにそれ。」
「そんで、さっきの話きいて、俺、佐伯さんのこと幸せにしなくちゃって思って。」
そういって笑うヒロくん。
百合ちゃんは目をそらす。
「‥なにそれ‥」
「ちょっと、2人きりになろ?」
ヒロくんはそう言うと百合の手をつかんで、グイグイ歩いていく。
「えっ?ちょっとっ」
「いいから。黙ってついてきて。」
そうして2人は砂浜の向こうへ行ってしまったのだった。


