「要するにね、私、お母さんをとられたからお金持ちがきらいなの。それだけの理由なの。‥心狭いでしょ?」
そういって笑う百合ちゃん。
「‥そんなことない。そんなことないよ!」
「‥さくら‥」
「そうやって、お金とか権力を使って‥人の幸せを奪うなんて許せない。」
「ふふっ、さくらならそう言うとおもった。けど、いいんだ。お父さんとお母さんがお互いのことを思いあった結果だもの。」
「百合ちゃん‥」
百合ちゃんのこと、私、なんにも知らなかったな。
百合ちゃんは、強いな‥
「だから、私もお父さんとお母さんみたいにお互いのことを第一に考えられるような相手と付き合いたいなーって。」
百合ちゃんは楽しそうにそう理想を語る。
と、その時。


