「さくらちゃん、手小さいね。」
「えっ、あ、そうかな?」
「うん。小さくて細くて、女の子らしいなって。」
「‥そんなこと‥」
「それに、今日の服も、すごく可愛い。朝会った時、ドキッとした。」
そんなことを言われて、恥ずかしくならない女の子がいるだろうか‥
自分の顔が赤くなるのがわかる。
どうしよ‥
なにか言わないと‥
と、その時。
「いーおりー!俺の部屋、鍵かかってんだけどー!」
二階から聞こえる涼くんの声。
いーくんは私からパッと離れる。
「ちょっと、行ってくるね。」
そして涼くんのところへ行ってしまった。


