五郎はニヤリと意味ありげな笑みを浮かべ、


「そっか……いずれはアンタも花嫁の父……娘はいずれ他の男に取られちゃうからね~!あぁ、アンタの号泣する姿が目に浮かぶわ~!その時はアタシが笑ってあげるわよ」


う……


オネエのくせに何故こいつは鋭いんだ……。


高笑いする五郎に今日ほど殺意を覚えたことはない。


「その必要はない。天変地異が起きてもお前だけは招待しないから」


コイツがいたらロクなことが起こらないのはよくわかっている。


ひどいと言われようが、どうしようがコイツだけは絶対に招待するものか。


「えっ……招待しないって……そういうことなの?もう、向井ってばいいの?」


五郎は戸惑いの表情を見せた。


「そういうことって?いいの?って」


どういうことだ???



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