「美味し~い!」


「うん、美味い!!!!」


食べきれないくらいの豪華な料理をお腹いっぱいになるまで十分堪能すると、


ドォーン!ドドォーン!


窓の外から花火の上がる音が聞こえてきた。


「始まったみたいだね!」


言い終わらないうちにベランダへと飛び出した。


「慎吾!早く早く!すごくきれいだよー!」


慎吾は冷蔵庫から缶ビールを2本出すと、1本を私に渡した。


「サンキュ!」


缶を開け、花火を見ながら飲むビールは最高に美味しかった。


私と慎吾は言葉を交わすことも忘れるほど、夏の夜空に咲き誇る、いくつもの色鮮やかな大輪の花に見入っていた。


「来て良かった」


ポツリと呟くと、


「俺もひとみと一緒に来られて良かった」


「ハプニングはあったけど、豪華料理食べられたし……ね」


そう言うと、ふたりで顔を見合わせて笑った。



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