職場では私と司馬主任がお付き合いをしていることはヒミツにしてある。

仕事に支障をきたしてしまうからだ。

それに五鈴に知られたらあの人達に知られてしまう事になるから。

それだけは出来る限り避けたい。

五鈴『おはっよー!』

朝、出勤した私にそう言って五鈴が抱き着てきた。

文乃『五鈴苦しい。離して!』

何度注意しても昔から変わらないんだから。

もう、注意するのすら体力のムダたと諦めている。

抱きつかれたままの体制でそんなことを思っていると