悠斗『急じゃなきゃいいんだろ!』

そう言った。

きっと、俺は今意地悪な顔をしているだろう。

文乃『やっぱり意地悪なんですね。』

悠斗『文乃、好きだよ。』

耳元で囁いてから文乃にキスをした。

今までした事のない甘いキスを。

キスをしながら俺は、文乃は誰にも渡さないと思った。

彼女の全ては俺のものだと、何があっても。手放せないとおもった。

狂おしいほど彼女に、溺れてる俺がいる。

彼女なしでは生きられない程に。

だから絶対に、もう二度と泣かせはしない。

何があっても守ると前にもまして強く誓った。