一度、覚悟を決めたのだ。 少しためらったが半ばやけくその様に言った。 悠斗『お前が心配だったから探してたんだよ!』 俺の言葉で下田も真っ赤になっていた。 かわいいな。 じゃなくて、宝城の事話さないと、 悠斗『宝城は俺の事狙ってるしあまり良くない噂聞いたことあってさ。』 文乃『噂?』 何の話と、言いたげに下田は言った。 悠斗『秘書課の女は今まで柳しかいなかったのは知ってるか?』 文乃『今年入社したばかりなので分かりません。』