ヒミツな2人


悠斗『こんな所で何をしている?』

俺は宝城を睨み今まで出した事の無い様な低い声で言った。

俺の態度に戸惑っている様子の宝城は手を握り締めながら声を上げた。

妃姫『司馬くんが悪いのよ。私の気持ちを受け入れてくれないから!』

話を聞けのよ。

呆れながら俺は、もう一度同じ質問を繰り返した。

悠斗『こんな所で何をしている?と、聞いてるんだが。』

妃姫『何で私の気持ちを分かってくれないのよ!何でその子なのよ。』

だだヒステリックに怒鳴っている、宝城。

だから、会話が成り立ってねーよ。
先に宝城の質問に答えた方がいいな。