五鈴『文乃ですか?さっきは宝城さんとエレベーターに乗って下に降りて行きましたよ。』 宝城と!? その名前に反応したのは俺だけではない。 夏香『何階に行ったの?』 五鈴『6階で止まったみたいだけど。』 6階!? さっきいたのは秘書課のある8階の会議室だが、下田たちが行った6階は、全てが会議室で会議室のとき以外は誰もいない。 気づくと俺は走り出していた。 五鈴『しゅ、主任!?』 後ろで三州が、驚いていた。