その言葉で私の中の何かがキレた。 文乃『司馬主任はモノじゃ無いわ!』 そんな私を主任がなだめながら宝城さんに言った。 悠斗『宝城さん次にこんな真似をしたら、例え女性でも容赦はしませんよ。2度と俺達に近づくな!!』 主任の言葉に泣きそうになりながら宝城さんは会議室を去って行った。 2人きりになった会議室に訪れたのは少しばかりの沈黙だった。 その沈黙を破ったのは 悠斗『何もされてないか?』 主任の心配そうな一言だった。 私を抱きしめる手が余りにも温かくて我慢していた涙がこぼれ落ちた