夏香『それで話を戻すけど、文乃が泣いてた理由は司馬主任にキスされたからよね。』 文乃『うん。何でキスなんかしたんだろう?』 夏香『理由は司馬主任にしか分からないけど、何で泣いたの?』 何でって、 文乃『分からない。』 夏香『キスされた事は嫌じゃなかったの?』 文乃『えっ?』 確かに、嫌じゃなかった。 何でだろう? 夏香『文乃、本当は分かってるんじゃない?自分の本当の気持ち。』 そう言い残すと夏香は、電話を切ってしまった。