ヒミツな2人


・・式終了後。

家に帰ってからさっきの疑問を文乃にしてみた。

すると、

文乃『なっ、何でも無いよ。』

分かりやすいくらいに動揺している。

しかも、真っ赤に染まった顔を見えないように伏せているから、余計気になる。

悠斗『母さんには教えたのに俺には教えてくれないの?』

少し、甘えたように聞いてみる。

文乃はこれにすごく弱いから。

文乃『嫌いにならない?』

悠斗『「嫌いになんてならないし、文乃以外を好きになるなんてありえない」って、言わなかったっけ?』

あの日、俺達の事を文乃の真実を知った日に言った言葉。