文乃『はい!』
兄さんよりテンションが、高い文乃に苦笑しながら俺も気になったので付いて行くことにした。
俺達に紹介する為と言いながら本当は兄さんが式の前に会いに行きたかっただけだろうけど。
兄さんの控え室から花嫁の控え室に移動してしている時文乃が声を掛けてきた。
文乃『招待状に新婦の名前書いてるんじゃないの?』
悠斗『俺は聞かされた時に渡されたからちゃんとは見てなかったんだよ。』
文乃の言う通り招待状に名前が書いてあるだろうけど突然の兄さんの結婚に驚いてあまり覚えていない。
少し歩くとある部屋の前で兄さんが止まった。
珍しく兄さんが緊張している。