結『このロッカーは、文乃ちゃんのです。』

悠斗『何で、下田がこんな・・・』

言いかけて、俺は止まった。
普通に考えればすぐに答えは出た。

どこにでも、新人の突然の出世を快く思ってない人間は居る。しかも、憧れの社員と同じ部署だと余計に!

秘書課は、会社の花形だし、俺や水澄、三州は一応、イケメンで通っている。そんな部署にいるせいかも。 

俺が、考えていると

結『とりあえず、文乃ちゃんには、私のロッカーを使ってもらう事になりました。』

その判断は、正しいだろう。別の所にうつっても、また同じ事が起こる。柳の所なら手出しは出来ない。