考えているとドアをノックする音が聞こえた。

母『入るわよ。』

そう言って両親が部屋に入ってきた。

父『文乃と悠斗君も来てたのか。』

文乃『何で、お兄ちゃんが悠斗の事知ってるの?』

来たばかりのお父さんに聞いた。

母『ごめんなさい。あまりにも嬉しくて口を滑らしちゃったのよ。』

文乃『お姉ちゃんの時もそう言ってたじゃない。』

お母さんは仕事の時とプライベートの差がすごく激しい。

仕事では、しっかり者の会長秘書。

でも、プライベートでは凄い天然でよく今まで詐欺にあわなかったと思う程だ。