お見合いの話を聞いた時から消えなかった不安が、一瞬にして消えたゆく。

やっぱり、悠斗はいつでも私に幸せをくれる魔法使いだ。

そんな事を考えていると

悠斗『俺の伯父、つまり、会長が勝手に決めただけだから。でも、兄さんは俺の味方だし心配ないよ。』

と、言った。

会長が決めたって事は、もしお見合いがうまくいかなかったら悠斗の立場が悪くなる。

でも社長も味方だし、それに
文乃『私は悠斗を信じるわ。』

そう決めたから。

悠斗『大丈夫、絶対に!』

力強い一言。

それだけで頑張れる。