悠斗『見合いをする事になった。』

文乃『お見合い?』

悠斗『しかも相手が俺の婚約者候補らしい。』

文乃『婚約者。』

悠斗の言葉が頭の中でこだまする。

私は、どうしたらいいんだろう?

悠斗『候補なだけだし、それに俺は文乃以外と付き合う気無いし、ましてや結婚なんてありえないから。』

悠斗の言葉に安心する。

文乃『でも、いいの?婚約者って事は』

悠斗『関係無い。文乃以外を好きになるなんて絶対にない。』

私の話を遮って悠斗は言った。

文乃『ありがとう。』