悠斗を名前で呼び始めてからしばらく経ったある日、私は実家に呼ばれた。 柚希『姉ちゃん!どうしたの?』 いつも帰ってくる時は連絡を入れる。 でも、今日は急に呼ばれたからしていなかった。 文乃『お父さんに呼ばれて。』 そんな話をしていると、 リビングの扉が開いて中から ?『文乃ー、会いたかった!』 そんな事を言いながら私に抱きついてきたのは、 文乃『お兄ちゃんいい加減抱きつくのはやめてよ!』 私の兄・瑞希(ミズキ)。 私より3つ年上ではっきり言ってかなりのシスコン。