ヒミツな2人


文乃『最悪じゃないですよ。私は、主任が嫉妬してくれて嬉しいです。』

文乃の言葉に今度は俺の顔が熱を持つのを感じる。

しかも、首傾けて上目遣いなんて襲てくれと言ってるようなものだ。

悠人『無自覚かよ。』

文乃『なんて言ったんですか?』

聞こえなくて良かった。

悠斗『何でもない。』

恥しくなり誤魔化した。

文乃『可愛い。』

文乃の方が可愛いし。

悠斗『可愛いって。俺男だし年上だし。』

文乃『でも、可愛いですよ。甘えてる時とか特に!』

男の俺は可愛いと言われて喜ぶ趣味はない。