文乃『柚希は私の弟ですよ。』 悠斗『弟?』 なんの事か分からないと言った様に聞き返された。 文乃『ロビーで私が話していたのは弟です。』 悠斗『マジかよ!』 驚いている主任の顔は何故か赤く染まっていた。 その顔を隠すように手で口元を覆いながら私から離れた司馬主任は固まってしまった。 もしかして 文乃『嫉妬してますか?』 悠斗『悪いかよ。文乃は、俺の彼女だろ!』 主任の一言で私の頬が熱くなるのを感じた。 文乃『なんか、朝みたいですね。』