舞台の上の小出君は、ニコッと笑ってあたしを見た。 ほら、簡単だろ? そう言わんばかりの笑顔を向けられた。 な、なにそれ。 あたしにも告れってこと? ム、ムリだしっ。 ムリ、だからね……? 結局その後は告白タイムとなってしまい、体育館の中で想いをぶちまける人が続出。 大いなる盛り上がりを見せたまま、時間はあっという間に過ぎ去ってお開きの時間となった。