「やっぱ今日は止め!」
唐突に立ち上がった拓也の顔を
多分ちょっと間抜けな顔で見上げる。
「え、なんで?」
「だって彼氏のこと考えてるんだろ
そんな真由にはイイコトしませーん」
ジーンズについた誇りを払い落としながら私にイタズラな目を向ける。
「…ごめん」
「なんで真由が謝るんだよ、ほら立った立った」
そういって私の手を取り立たせる。
「仕事だってしなきゃいけねーし」
一応勤務中だしな、とまた笑顔を見せる
その光の裏には、ほんのりとした寂しさが映った。
その後は他愛もない話をしながら商品の整理とかをしてあっという間にその日の仕事が終わった。
