ほころび

毎週木曜日は私が一週間の中で一番恐れてる日。一番恐れているのに、一番楽しみにしてる日。


「ダメだって、」
「誰も来ないよ」

拓也の手が私の体を這う。

暖かくて大きな手
指先がちょっと荒くて、関節がでこぼこしてる手

私は もう、 としか言えず背中を拓也の胸に寄りかける。

また体が言うことを聞かない
拓也に触れられるといつもそうだ。

バイト先の倉庫には一つ天井に明かりがあるだけ。


仄かな光の中、拓也の唇が首に当たるのを感じながら

脳内に彼氏の顔が浮かぶ。