『土方大明神』



「―――それは………???」


いきなりの正論に言葉が詰まる。


考えてなかったわけじゃない…。

ただあの化け物が俺にまっすぐに襲いかかってきてる間の出来事に二人が忽然と姿を消した。


叫び声すら聞こえてこなかったし自分も必死だった。



「そうだ……!!

俺が土方大明神様並みに強ければ近藤さん達に無理をさせることもなかった。」



ぴたり…と刀で草木を払う大明神様の動きがとまった。


「やはり…のっとられたか…。」



草木につく生々しい血をみて近藤さんのものでないことを祈る。