―NIGHT―

「慎ー。もう、帰るー???」


アタシはふと聞いてみた。


「あー・・・」

その続きは掻き消された。

まるでライバルが現れたかのように。


『♪♪♪』

「あっ、ゴメン」

「おぉ」

アタシは携帯を開いた。

メールだ・・・

FROM【小河 新】

あぁ!!!

小河くんかぁ

ナニナニ・・・???

【明日、K公園に11時に待ってるから】


K公園???

何でだろー


「誰から???」


「っ!?」

アタシの後ろには慎がいた。
携帯を覗き込む慎。

「ん・・・?新?蕾、新とメールすんの??」

「えっ、あっ、こ、コノ前学校で小河くんが、教えてって・・」

「んじゃっ・・・」
慎は徐にズボンのポケットから携帯を取り出す。
「・・・??」
「貸して」

そしてアタシの携帯を取ると、

「赤外線・・・」

――――――
「はい、俺のもいれたから。」

うっそーーーーー

まじ!?

超、ラッキィィィ♪