誕生日

アイツは、黙ったままうなずく。

「プレゼント用意できなくてごめん。」
涙声で、涙目で、僕を見る。

「…プレゼント? それって、コレのことじゃないの?」

アイツと同じ目線の高さにしゃがんで、アイツを指差す。
アイツは、キョトンとした顔をしたまま黙っている。