違うクラスの空にも放課後俺達のクラスに来た時に話すと喜んでたから、取りあえず決定の流れになった。



「ラブコメとロック合わないんじゃない?」


曲作りに躓く春を心配して皆がスタジオに集まる。



「だよなぁ。アップテンポの曲にしたら?」



隆起が欠伸をしながら近くにあったパイプ椅子に怠そうに腰掛ける。




「あの〜…」



ドアが開き、美恵子が顔をだした。



「美恵子!どうしたんだよ!?」



春が驚きの表情を見せる。


「ゴメン、来ちゃいました」



美恵子が春の前に立つ。


二人の間に気まずい雰囲気が流れる。




「…あっ!ちょっと喉渇かねぇ?」



察しの良い隆起が俺に目で合図を送ってきた。



「おぉ!何か買いに行こうか」



「じゃあ、俺コーラ!」



「…お前も来るんだよ…」


訳の分からない様子の空を隆起が引っ張り出す。



「なんでぇ?」


「………こいつは」




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