「んっ…」
カーテンの隙間から朝日が差し込み、眩しくて目が覚める。
目を擦り、横を向くと光城が寝息を立てていた。
「可愛い…」
可愛い…なんて起きている光城に言ったら怒られそうだけど。
光城を起こさない様に、そうっとベッドから下りて携帯を開く。
メールが一件来ている。
「…春君?」
意外な人からのメールで驚き、声を上げてしまい慌てて光城を見る。
…寝てる。
ホッと一息付いてから改めてメールを見る。
『朝早くごめん。起きてたら光城に内緒で隣の部屋に来て?皆いるから』
皆って?
社長とか?
少し怖いけれど、仕方なく春君の部屋に足を運んだ。
何かしなきゃ始まらない…よね?
「あっ、入って?」
迎えてくれたのは隆起君。
部屋にはJEWELのメンバーのみ。
社長がいない事が分かると一気に緊張が解けていった。
「…こんな時間にどうしたの?」
「うん…伝えたい事があって」
ソファーに座っている空君が口を開いた。
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