そしてゆうからもらった手紙に目を戻す。それを見ているだけなのに、 キラキラ光る思い出も、 ゆうの笑顔も、 優しい言葉も、 暖かい腕も、 全てを思い出す。 全部が全部愛おしくて.... それを抱きしめたくて、近くで感じたくて、 そっと手に取り、手紙を開けていく。 運命を破る音がした。 未来を開く音がした。 未来を開く音だけを信じた。 ゆうとだけの未来を見ていたい。