そして、17歳の美帆へ、
というメッセージを開く。


『美帆、17歳の誕生日おめでとう。
俺と同い年だ。美帆と出会ってもう3年経つね。
今年も俺は隣にいますか?
美帆の手を握って、抱き締めて、ちゃんと言葉をつたえた?
こうやって、録音してるの、めっちゃ恥ずかしいんだけどね。ははっ!
美帆、めっちゃ好き。
これからも、あと1年高校生活楽しもうね!来年も祝うから。』


まるで、ゆうがそこにいるみたいに
ぎゅっとあたたかくなった。


お願いします、神様が平等じゃないの、分かってるし、私の願いを何度も叶えてくれたの知っています。

だから、あと一度だけ。

これからも、ゆうの隣にいさせてください。

ゆうの隣で笑わせてください。


このメッセージを、ゆうの本当の声で聞きたいです。


私の止まらない涙をあげるので、
どうか叶えてください。