「好きだよ‥由紀…」 あの人の言葉に涙が溢れた。 あの人が、私の涙にキスをしてくれる‥。 私は嬉しくて、嬉しくて 何も言えなかった。 そんな私に、あの人は何度もキスをしてくれる。 何度も、何度も‥ 優しいキスを…。 あなたの瞳が好き あなたの黒い髪が好き あなたの大きな背中が好き あなたの温もりが好き あなたの全てが 愛しい…。 私は、いつの間にか あなたに全てを包まれていたんだね…。