佐藤くんは甘くない






『……あ、結城』



思い出す。初めて、佐藤くんと話したあの時のこと。
ああ、そういえば、私はてっきり自分が告白されるんだって勘違いして、妙に浮かれちゃってたんだっけ。



『すきなんだよ、朝比奈さんが!!』



知ってるよ、知ってる。


ずっと、知ってた。ずっとずっと、隣で見てきたもん。



佐藤くんは、ずっとひまりちゃんのことが好きだった。好きで、い続けてた。