佐藤くんは甘くない



なんだかんだ否定しながら、佐藤くんさりげなく3を選択。


「佐藤くん、ほんとにひまりちゃん好きですねぇ~」

「素直じゃないなぁ~このこのぉ~」

「……ウッザ」


真っ赤な顔で佐藤くんが私たちを睨みつけてくる。

恐らく私たちは、思いっきりニヤニヤしていたけれども。


そして、もう一度テレビに視線を戻すとどうやら授業が終了して、美少年が委員会の場所である、図書室へ移動した場面へ移り変わる。


美少年は一番後ろの席に座ると、ちょうどやってきた栗色の髪の毛の女の子が声を掛けてきた。


『前、いいですか?』


にっこりとほほ笑みながら、優しく薄桃色の口元を綻ばせて、そういった。


「ひまりちゃん!」


そういって、私が佐藤くんの方を振り返ると、なぜか佐藤くんがすごい恥ずかしそうに顔をそむけているのが見えた。


「あの、佐藤くん……?」

「……何」

「画面見ないと、プレイできませんよ」

「……」

「佐藤くん」