思わず、佐藤くんを見上げる。佐藤くんは、恥ずかしいのかそれとも怖いのか、よくわからないけれど唇を噛みしめたまま、私の方を見ないようにぎゅっと目を瞑りながら向こうを向いていた。
制服の襟の隙間から、佐藤くんの白い首筋が、赤く染まっているのが見えた。
心拍数が上がっていく。
頭が沸騰しそうなくらい熱い。
「…………さっき、言った」
「は?」
「……結城は、他の女子とは別だから。だから、緊張もしないし怖くもない。
瀬尾に測ってもらうのもめんどくさいし、結城が測ればいい話しだから。……早く、してよ」
どうしよう。
どうしよう、ちょっと震えてる佐藤くんの顔が、可愛くて、仕方ない。
「ええっと、じゃあ、測ります」
なぜだか私の手が緊張で震える。佐藤くんに触れるのは数えきれないくらいしているのに。
いつもそんな羞恥よりも佐藤くんを守りたい一心で抱きしめてきたから、改めて考えたら私すごく大胆なことしてなかった?
いざ意識したら、キリがなくなってしまう。



