佐藤くんは甘くない



思わず特大のため息が出そうになった。


くっそう。

まんまと、私は瀬尾に踊らされたってわけか。


絶対あいつ私が推薦して、実行委員になった事ずっと根に持ってたんだな。ちいっ、もっと早くに気付けばよかった。


やりきれない気持ちをぐっと抑え込んで、私は立ち上がった。


「まあ、なっちゃったものはしかないッス」

「案外あっさり流すんだ」

「まさか。このことは死ぬまで覚えておきます」


おどけてそういうと、佐藤くんが若干引いた顔でふうんと言った。一体どんな顔してたんだろう。一応聞いたら補佐顔だと言われた。お前もか。


なんやかんや話しているうちに時間が経ってしまった。

まだ何も測ってない。


私は慌てて、机に置いてあったメジャーを手に取った。



「さて、測りますか。っていうか、一体私はどこをどう測ればいいんですか?」


「そこからかよ」