佐藤くんは甘くない



手が、震える。

まるで眼球から水分でも飛んでしまったかのように、乾いて視界が霞みそうだ。


……こ、これにかかってるんだ。

これでももし───もし、佐藤くんの罵詈雑言が書いてあったら。私たちの計画も、佐藤くんの恋路も断たれてしまう。


どうか、どうか……!!


ぎゅっと目をつむっていた目を開く。そして、ラインのメッセージを見る。












『集合は何時ですか?


 P.S.割としてます』







「……ど、」


声が、漏れる。

そして、次の瞬間私は絶叫していた。


「どう読んだらこんな返信になるんだよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


やっぱり、ひまりちゃんはひまりちゃんだった。