佐藤くんは甘くない




「正反対で、仲良くなるってパターンもありかもッス」


「……ねえよ」



佐藤くんが真顔で言った。


そうして、机に伏せると、佐藤くんが大きくため息をつきながら、またため息。



「さ、佐藤くん!まだ大丈夫です!」


「どこが」


「ほら、佐藤くんがひまりちゃんの趣味に触れればいいんです」


「……」


「ちなみにひまりちゃんの趣味はガーデニングとお菓子作りです」


「結城は俺にエプロン付けて甘ったるい菓子作って、花を愛でろって言ってんのかよ」


「無理ですか」


「死んでも無理」


「正直、佐藤くんのエプロン姿見てみたいです」


「もう頼むから息するな。酸素が可哀そうだから」


ヒドイ。

うーむ。

佐藤くんとひまりちゃんを一体どのようにして、話に混ぜるべきなんだろう。