「ドリンク、いれるから手伝ってくれる?」
「あ、あ、うん……」
一瞬戸惑ったけれど、ひまりちゃんはまだちょっぴり恥ずかしそうに微笑みながら、立ち上がる。
「じゃあ、瀬尾。荷物とかよろしく」
「おー了解。俺、コーラな」
「はいはい」
小さく手を振る瀬尾をしり目に、私とひまりちゃんはドリンクバーのある、店内の奥へ。
だんだん込み始めてきているからか、ドリンクバーのところは子連れのお母さんやら、私たちと同じくらいの男子たちがいりこんでいた。
私は二つ、薄緑色のコップを手に取る。
ひまりちゃんも続いて、私と同じように二つ手に取った。
「瀬尾にスペシャルゴールドティーをお見舞いしてやるぜ」
「わ、こはるちゃんそれウーロン茶じゃ」
慌てて止めようとするひまりちゃん。が、もう遅い。私はドリンクの機械にセットしたコップにこれでもかというくらいウーロン茶を注ぎ込む。
そして、おまけ感覚で隣のブラックコーヒー(ホット)を三分の一程度入れた。
もうすでに飲んだら一発でお腹を壊しそうな色だった。……まあ、これだけじゃあ足りないよねぇ。
コーラにしては色が濃すぎるので、その下のカルピスのボタンを押した。うわあ、まずそう。
「こはるちゃん、それはやりすぎじゃあ」
「ふっふっふ。コーラかと見せかけて、一切コーラの入ってない飲み物完成!」



