佐藤くんは甘くない



「うー、もう頭パンパンっす」


「まだ2時間くらいしかたってないのにかよ」


瀬尾が呆れ顔でそういった。

こいつらにとって、平均は一体何なのだろう。


「じゃあ、ちょっと休憩しよっか」

「はあーん!さすがひまりちゃん。私の天使っ」


ひまりちゃんは、私に頬をずりずりしていると、くすぐったいよおーといいながら、ちょっとだけ身をよじる。


「じゃあ、ちょっと何か頼もうか」


瀬尾が、近くにあったワイヤレスチャイムを押すと、店員さんがやってきた。そして持っていたメニュー表を佐藤くんに渡すと、


「ご注文はお決まりでしょうか」


笑顔でそういってくる。私は、ひょっこり佐藤くんの広げたメニュー表を見ると、


「みんなドリンクバーでいい?」


「あーい」


やる気ない返事が3人から返ってきた。