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「だからこうだってば」
「こはるちゃん、ここはね、xが、」
「アホ。お前そこはそうじゃねえだろうが」
「……ううううう」
3人から集中攻撃を受けていた。
もうほんとなんでこいつら頭いい奴ばっかりなんだ。くっそう。
「ほんっと馬鹿。呆れるくらい。一体どうやって生きてきたの?」
「そ、そこまで言わなくてもいいじゃないッスか佐藤くん……」
「こいつ昔っから数学だけは苦手だからなぁー」
瀬尾が可笑しそうに目を細めながら、くすくす笑う。
「英語も国語も上の方なのに、数学だけは狙ったみたいにすごい点数だって、先生いつも怒ってるもんね」
ひまりちゃんも、小さく肩を震わせながら笑う。
「くーひまりちゃんもそういうコト言うんだぁー」
「言われてもしょうがないくらい馬鹿」
「狙ってやってるとしか思えない馬鹿」
「狙って低い点取るとか私はどこの天才少女だよこの野郎……!!」
思わず立ち上がると、くすくす笑うひまりちゃんの笑い声に恥ずかしくなってまた座った。……ああもうこいつら、優しさ思いやりって言葉が無いのだろうか。



