「でも、これ、なんか張り切ってる感半端なくない?」
「そうですか?」
「だ、だって朝比奈さんと逢うから、こんな頑張りましたみたいな感じ……っ」
「ひまりちゃんがそんな鋭い考察する人に見えますか」
「ありえねえな」
間髪入れずに、瀬尾が言った。
「全くです」
「でも……っ!」
佐藤くんが恥ずかしそうに、うーっと唸って、観念したようにため息をつく。
「さて、作戦なんですが昨日やったとおりで」
「うん」
私たちは顔を見合わせて、小さく頷いた。
「ひまりちゃんはいつも集合時間15分前には到着しているので、今から佐藤くんが先に行って、ひまりちゃんと合流」
「……持たないかも」
「そ、その場合はさりげなく頭を掻いてください。私たちが行きますんで」
分かった、と佐藤くんが小さく頷いてくっと顔を引き締める。
うわ、佐藤くんまだ集合場所にも行ってないのにそんかかちんこちんでどうすんですか。



