一瞬、その言った言葉の意味が理解できなくて、私は固まった。
そうして、それがだんだん〝そういうコト〟であることに、気付いて。
「……ぁ、うぅう……」
───死ぬほど、恥ずかしかった。
声がうめき声になって、ここまでお風呂の中で消えてしまいたいとか思うことはなかった今まで一度も、本当に。
私は、もう何も言えなくなってしまって。
お風呂の中なのに、立ち込める湯気よりも私の体温が急上昇していく。
はっ、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいぃいいいっ……!!
私は無様に、頭を抱え来んで、座ったままきゅうっと体を小さくする。
佐藤くんは、一瞬無言で、何を思ったかダダダダ!!と走る音が聞こえたかと思うと、バン!!と鋭い音で、ドアを乱暴に占める音がお風呂にこだまする。
そのあと、どうやって体を洗ったとか頭を洗ったとかもうほぼ、記憶になかったのだった。



