「おーそういや、昨日めっちゃ張り切った顔で俺が話しかけたら、『やめてくれよ君とは同類じゃないんだ』って言ってたけどさ」
「……うぐっ」
そこをつくか瀬尾のくせにっ。
幼なじみは、私の癖を熟知しているから話の口調も似せてくるあたり悪質だ。
「……べ、別にぃー?た、ただちょっと、その用があって」
「へえ。違う人種の俺にもわかりやすく教えてくれよ」
「ぷ、プライバンバンジーの侵害に当たるので言えないっす」
「プライバシーの侵害な」
そういいながら、私はさりげなく視線を瀬尾からあの席へ───。
───あ、眠そうにしてる。
ふわふわと効果音が聞こえてもおかしくないくらい、整ったキューティクル。
肌なんか雪みたいに白くって、本当羨ましい。なんか秘訣でもあるのか知りたいわ。
あと、くりくりのおめめはなんといっても薄茶色できれいだし、私が女だと申し訳なくなるくらい可愛い。
ふああ、と小さくあくびをついて、それから恥ずかしそう周りをきょろきょろ見渡して見られてないところ確認するとことか……もうあの子なんなの可愛い。



