「ねぇねぇ、アレ見て」
ワタナベが声を潜めて、目配せした。
笑いを堪えるかのようにして「すごいね」と言う。
ワタナベの視線の先には、大学生風のカップルがいた。
男の膝の上に女が跨り、鼻と鼻を付き合わせて、
会話もないのにクスクス笑い合っている。
「キス、するかな?」
「あんま、見んなよ」
「ああいう2人は、みんなに見せたいのよ」
「そ、そういうもんなの?」
そうだよ、そういうもんだよ、と
ワタナベはカップルから視線を外さず、話し続ける。
俺は、どういう心理で
ああいう風にいちゃついている姿を見せたいのかわからない。
俺なら、2人だけの空間でひっそりと楽しみたい。
って誰と?
ワタナベが声を潜めて、目配せした。
笑いを堪えるかのようにして「すごいね」と言う。
ワタナベの視線の先には、大学生風のカップルがいた。
男の膝の上に女が跨り、鼻と鼻を付き合わせて、
会話もないのにクスクス笑い合っている。
「キス、するかな?」
「あんま、見んなよ」
「ああいう2人は、みんなに見せたいのよ」
「そ、そういうもんなの?」
そうだよ、そういうもんだよ、と
ワタナベはカップルから視線を外さず、話し続ける。
俺は、どういう心理で
ああいう風にいちゃついている姿を見せたいのかわからない。
俺なら、2人だけの空間でひっそりと楽しみたい。
って誰と?

