今朝は7時に起きた。
目覚ましが鳴る前に目が覚めて、
あと30分寝ようかな、と思ったけど、
やっぱり起きようと思いアラームをOFFにした。

ダイニングに降りていくと、
母ちゃんが「今日は随分早いのね?」
とびっくりして言うから
「学校行くから」
と答えると、あら、そう。と返事し
「朝ご飯は食べる?」
と聞かれて、いる、と短く答えると
無性に腹が減っていることに気づいた。

出してくれた若芽と豆腐の味噌汁を啜りながら
今日顔を見るだろうワタナベのことを思った。

夜中に呼び出されて家まで送ったあの晩から3日経っていた。
たった3日だ。
でも長く感じる3日間だった。
こんなにもワタナベからメールや電話が来ないなんて。
そして途切れた連絡にざわつく自分にびっくりする。

親しく付き合うようになってからは、2日に1回は会っていたし、
メールか電話は毎日していた。
内容はくだらない、他愛もないものだったが、
それがないと、生活が狂ったようで気持ち悪かった。
送った日の次の日にメールを送ろうとしてみた。

「昨日は言い過ぎた」

だけど、送信ボタンが押せずに、
その一言だけのメールは、下書きの中に入っている。