超絶不機嫌なイケメン様の声に反応したのか、残りの3人がこちらを一斉にこちらを振り向く。
全員タイプとか、雰囲気は違うけどイケメンだった。
声を掛けてきたイケメン様は少し意地の悪そうな知的メガネというのが私の第一印象だ。
不機嫌さを少しも隠そうとせず、口を開いた。
「最初から聞こえてただろ。」
と。それを合図かのように、一斉に喋り出すイケメン不良ども。
(私は聖徳太子じゃない、一斉に話しかけんな)
内心ではボロクソに罵倒しまくっているが、それを声や顔には出さないように心がける。
「なにか私にご用ですか??」
もう一度呼び止められた理由を聞けばやっと思い出したかのように知的メガネがほかの奴らを黙らせ喋り出す。こいつがリーダー格のようだ。とか、どうでもいいことを考えていると、前半を少し聞き逃してしまった。
要約すると、こいつらは、このあたりで朝からやっている飯屋を探していると。
(知らんわ、自分達で探せ)
とは、口が裂けても言えないので言葉を慎重に選びつつ答える。
「スミマセン、私このあたりにあまり詳しくないんです。あと2時間程で開く美味しい定食屋で宜しければお教えいたしますが....」
などと、適当に言えば一緒にいた奴らが騒ぎ出す。うるさい。
特に一番年下なのか、童顔の男の子はうるさかった。
「やぁーだー!お腹減ったーっ!!
お腹減りすぎて死んじゃうー!!」
じゃあ、死ねと思ってしまった私は悪くないと思いたい。
公園の時計をみると、もうすぐ一限が終わる。休み時間のうちに教室に入るためにはもう行かなくては間に合わなくなってしまう。
「それでは、私はこれで....」
適当にその場を去ろうとするとまた呼び止められた。
